皆さん、iDeCo(イデコ)って聞いたことはありますか?
今回はiDeCoに興味がある方からイデコって何それ?おいしいの?という方にもiDeCoのメリットデメリットを添えて丁寧に説明します。
今抱えている老後資金の不安を取り除ける可能性のあるのがiDeCoです。
ぜひともこの記事をきっかけに老後の不安を解消してもらえると嬉しいです。

当ブログで紹介している、つみたてNISAとの違いも解説しているので、自分に合った方法を選ぶきっかけにしてくださいね。
これからiDeCoを始めようと思っている方はこちらの記事も参考にしてください


iDeCoとは
iDeCoとは「個人型確定拠出年金」の愛称で老後資金を確保するために個人で積み立てることができる年金制度です。
まずはiDeCoについて簡単に解説します!
iDeCoは個人で積み立てる年金制度
iDeCoは下記3つの商品から自分で組み合わせを選び、老後に必要な資金を毎月積み立てていきます。
- 投資信託
- 定期預金
- 保険商品
国が推奨する制度のため、税制面での優遇措置があるのがメリットですね。
将来受給できる年金額が年々減ってきている現状からしたら、このような制度を活用して自分でも老後資金を確保する必要性が高くなってきていますね。
つみたてNISAとの違いは?
あれ?つみたてNISAも税制優遇がされる制度だったような・・?
という方は勘が鋭い!
当ブログでは「つみたてNISA」も資産形成におすすめの制度です!と紹介していたかと思います。
両者の違いについて疑問に思うのは仕方ありません。
iDeCoとつみたてNISAの違いは下記の通りです。
まず目的が大きく異なります。
つみたてNISAは自由に解約ができることから教育費やマイホーム購入費 等柔軟な目的として制度を活用することができます。
一方、iDeCoは60歳まで引き出し不可という制約から老後資金を目的として制度を活用する場合がほとんどです。
その分、税制面で優遇されることが多いのがiDeCoですね。
細かいところでは他にも違いがありますが、上記表を見ると大体の違いが分かります。
「なるほど!自分に合った方法が分かったから早速始めてみよう!」
という方は下記始め方の記事を参考にしてください。
ちなみにiDeCoとつみたてNISAはどちらか一方しかできないというわけではないため、両方始めちゃっても問題ありません。



私はどっちもやっています!
iDeCoについてもう少し知りたい!という方はメリットデメリットを紹介するのでもう少しお付き合いくださいね。
iDeCoのメリット3選
メリット1:税制優遇が受けれる
iDeCoには節税メリットがたくさんあります。
具体的には
- 積み立て時
- 運用中
- 受け取り時
の3段階で税制が優遇されます。
積み立て時
税金等が引かれた手取りから投資商品を買うのがつみたてNISAで税金が引かれる前に積立商品を買うのがiDeCoです。
所得税や住民税の計算対象金額が減るので、税金も少し安くなります。
ただし、積み立て時にiDeCoの税制優遇を受けるためには年末調整時に毎年会社にいくら掛金を支払ったのかを報告する必要があります。
忘れたらせっかくの節税メリットが台無しに・・なんてこともあるので注意が必要です!
万が一、確定申告も忘れてしまった場合もご安心を!
5年以内であれば還付申告という方法で納めすぎていた税金を取り返すことができます。
私みたいなうっかり者にとってはありがたい制度です。笑
運用中
iDeCoは運用中に発生した利益に関して税金がかかることはありません。
運用益が非課税な点はつみたてNISAと一緒ですね。
受け取り時
積み立てた年金を受け取る際も税制が優遇されます。
利用できるのは下記2つの控除制度。
- 一時金としてまとめて受け取る場合:退職所得控除
- 年金として受け取る場合:公的年金等控除



「受け取る時も税金が安くなる!」という解釈でOKです!
メリット2:元本保証商品を選ぶことができる
iDeCoで選べる商品は投資信託だけでなく定期預金や保険商品と言った元本保証商品を選べることもメリットの一つです。
元本割れが怖い。。という方は元本保証商品を選ぶといいでしょう。
メリット3:老後の不安を減らせる
iDeCo最大のメリットは老後の不安がなくなるということ。
年金2,000万円問題、少子高齢化等から「老後は年金があるからダイジョウブ!!」とは言えない状況です。
だからこそ、老後の資産形成としてiDeCoやつみたてNISAを活用することで老後の不安が軽減することは間違いありません!
iDeCoのデメリット3選
デメリット1:原則60歳まで引き出せない
iDeCoは老後資金を準備するための制度です。
そのため、60歳を超えなければ原則引き出せないという制約があります。



年金は、定年をむかえるまでもらえないのと一緒!
浪費家にとっては引き出せない場所で老後資金を勝手に準備してくれる制度のためメリットとも言えますね(笑)
デメリット2:運用状況によって資産が変動する
iDeCoには元本保証商品もありますが、定期預金や保険商品等ではなかなか資産を増やすことが難しいのが現状。
そのため、投資信託が選択肢に入ってくるのは間違いありません。
しかし、投資信託を選んだ場合は資産が変動して、最悪の場合は元本割れも発生する恐れがあることは承知しないといけませんね。
60歳までまだまだという方は「長期投資 × 投資信託」の組み合わせで元本割れの確率もガクっと下がってきますので、投資信託を選ぶのもアリです。
投資信託を長期運用するリスクについては下記記事で紹介しています。
年間損失4万円!?つみたてNISAをいますぐ始めるべき3つの理由
デメリット3:各種手数料がかかる
iDeCoでは下記の手数料が発生します。
- 加入時/移換時手数料(2,829円)
- 口座維持費(毎月105円)
- 金融機関に支払う手数料
上の2つはiDeCoを利用する場合は避けられないコストになります。
iDeCoを始める上では固定で掛かる手数料を理解した上で金融機関に支払う手数料が安い楽天証券などで口座開設をするのがおすすめです。
まとめ|iDeCoのメリットデメリットとは
今回はiDeCoについて概要とメリット&デメリットを紹介しましたね。
iDeCoとは
- iDeCoは個人で積み立てる年金制度
- 税制優遇の内容が充実している
- 老後の不安に対する解決策になる
- 原則60歳からしか引き出せない
- 手数料が少し発生する
国も積極的に推奨している制度なので、ぜひ皆さんも活用してください。
なんか設定めんどくさそう。。なんてことはないから安心して!
始めるための解説記事も書いているので参考にしてくださいね。


え?これだけでいいの…?って不安になるくらい簡単です!
それではここまで読んでいただきありがとうございました。
他にもお金に関する記事を書いているので、ぜひチェックしてみてくださいね。